大阪発「節分」全国に=無言で一気「丸かぶりずし」−なぜか北海道、九州の若者も

大阪起源みたいすね。広島の私は食べたことも無ければ、コンビニが宣伝始めるまで聞いたこともありませんでした。

 節分の日に、巻きずしを無言で一気に食べる−。大阪限定だった風習「丸かぶりずし」が急速に全国に広まっている。起源ははっきりしないが、コンビニエンスストアのヒット商品に成長するなど、少なくとも業界側には御利益があるようだ。
 丸かぶりずしは「恵方巻」とも呼ばれ、江戸末期〜明治時代の大阪が発祥地とされる。干支(えと)で毎年変わる神様「歳徳神」の方角「恵方」を向き、かぶりつくのが特徴。約18センチの巻きずしには、縁を切らないため包丁を入れず、無言で食べて福を逃がさないのが作法という。
 食品メーカー「ミツカン」(愛知県半田市)が昨年2月、全国の20〜50代の男女約2800人を対象に実施した調査によると、3年前の調査で53%だった風習の認知度は、昨年は77%に上り、39%が「食べたことがある」と回答した。
 地域別に見ると、近畿が認知度88%、食べた人も64%と最高だったが、北海道の女性の認知度も80%を突破。九州の若年層にも広がりを見せている。