au:通信障害で110番に誤報殺到 エラーコード勘違い

これは110番にかけちゃった人が悪いんじゃなくて、余計なメッセージをトーシロに見せるのが悪いという例。
この手のメッセージはユーザに状況を理解してもらうことと、サービス提供側が障害解析の手がかりに出来ることの2点を満たすことが重要で、更にユーザに必要ない情報やユーザには意味不明な情報を見せて誤解や混乱を招かないという注意が必要。
あとはその時に画面に出てくるメッセージで簡潔に完結させること。トーシロ向けの機器には絶対の要素。
ケータイのマニュアルなんてきちんと読む人の方が少ないんだから「マニュアルにエラーメッセージの見方は書いてある」ってのはダメだし、ヘルプを検索してください(そんなこと言うケータイは無いかもしれんが)ってのも「そんなことする奴はいねえ」とばっさり言ってしまおう。
調べたり考えたりする前に、目の前に出されたものに直感的に反応してしまうのがトーシロだ。(その直感的な行動を逆手にとって、うまく誘導できればベストなわけだ)
「普通エラーメッセージが出て括弧書きで数字とか書いてあったらエラーコードって思わね?」と素直に思う人は情報機器に関するリテラシーの高い人。ケータイのようなものはそうでない人も多く使う機器だから、リテラシーの高い人に合わせて事に当たってはいけない。「ていうかエラーコードってのは何?」と聞き返してくる人が山ほどいるってことだ。


まあ、ユーザが増えれば増えるだけ誤解するユーザの絶対数が増えるわけで、MNPでユーザ増やそうってんなら今までは発生件数が少なくて気にかけるほどでもなかった問題を拾い上げて対応を再検討しないとまずいかもねー。