新入社員の7割強、将来の賃金「不安」

基本的にその不安は的中ですよ。

 企業側の調査では、賃金を決める際、3年前に比べて重視するようになった項目として、一般社員に関しては「個人の成果」が55.2%、部長相当職以上では「会社・部門の業績」が67.1%でそれぞれ最も多く、成果主義の普及がうかがえた。過去3年間に実際に賃金制度の見直しを行った企業は55.5%に上り、その理由は「就業意欲を高めるため」(59.8%)、「従業員の貢献を賃金に反映するため」(50.9%)などが上位を占めた。

成果主義というのは、少なくとも俺が勤めている会社では、「会社の成果」のことです。「個人の成果」は会社の成果によって決定されたパイの中での奪い合いで使われます。
で、「会社の成果」は純粋な成果を見ることはなく成果に対する評価で見ます。そして評価は会社が好きに決められるということです。
実際、「業績良かったから給与原資大幅に増やした」なんてことは起こってません。あれこれ理由をつけては据え置きです。過去最高益の年でもね。
つまり、成果主義の導入ってのは労使交渉ほとんど抜きで会社側が好きなように給料をコントロールできる手段を手に入れたってだけの話で終わってるというのが事実です。


「従業員の貢献を賃金に反映するため」ってのは建前もいいところですね。