日々

面会時間は11:30、15:30、18:30からの30分間の1日3回。11時前に病院に来て、19時過ぎに帰るという生活です。私が帰ってくる前は様々な検査や治療法の同意書へのサインを突発的に求められるケースがあり、母親は泊まっていたらしいのですが、私が帰ってきたときにはそれも落ち着いてきていたので毎日帰宅させることにしました。面会時間の間は仮眠も取れる家族待合室で主に過ごしていますが、間が持たないので外をぶらぶら歩いたり、買い物の用事があれば市街地に出たりもします。面会すら制限されていますから、看病も特になにかできることがあるわけでもなく洗濯程度です。
実家からの移動は弟の運転する車で20分くらい。曜日によっては近所に住む祖母を乗せていくので寄り道をします。
実家には私の遊び道具になるようなものはまったく無いので、TVと新聞、雑誌が娯楽。よって早寝早起き快食快便です。というか遊び道具が無いだけならまだしも、私の部屋が物置にされており立ち入り禁止区域に指定されておりました。
まあしかしこれで自分の体の具合が悪くなりようがないんですが、どういうわけかグッタリです。看病疲れというか気疲れですね。
弟が行き返りの運転手の役目しかしないので、ずっと病院にいるのは私と母親のみ。母親は愕然としてしまうほど医師の説明などはほとんど理解していない。母親も見舞いに来る親戚も、ICUに居るという重大性をあまり理解していないようで、風邪を引いて寝込んでいる人間を触るくらいの注意深さしかない。「何かしたいときは看護士にしてもいいのか聞いてからやれ」と言っても聞く耳を持たない。心配をして見舞いに来てくれる人の気持ちより父親の回復のほうが100万倍大事なので、神経質でキチガイだと思われても仕方ないくらいの勢いで諭すのだけどあまり功を奏してない。