学生の茶髪とピアス、やめれば現金1万・続ければ懲戒

この手の校則については設定理由の説明をしてくれない場合が結構あって、説明をしてくれた場合でも例えばその目的に対しての有効性の実証とかは絶対に無いんだよね。
学校生活内で教師が生徒に対してきちんと論理立てて説明するってのは、なにかしらの授業に限ったことではなくて、学内のルールについても同じであると思っている。

 新たに制定された「学生の頭髪・装身具に関する要綱」では、男女とも、頭髪について「周囲に不快感を与える特異な髪形、染色、脱色は禁止」、装身具も「華美を避け、品位を保ち、ピアスは禁止」と明記した。

 元検事で弁護士でもある小泉理事長は、「ニートやフリーターなどの問題は、学生のモラルやマナーの低下も一因ではないか。学生の服装や頭髪の乱れは、大学や本人の評価にもつながる」が持論。

で、案の定だけど、これを読む限り個人的な主観と思い込みでこのルールが設定されているんだよね。
茶髪で不快感を被る人がそんなにいるわけ?
ピアスは華美または品位が無い?
ニートやフリーターの一因がモラルやマナーの低下という根拠は?
茶髪とピアスがモラルやマナーの低下のバロメータとする根拠は?
そもそも茶髪とピアスは服装や頭髪の「乱れ」とする根拠は?
突っ込もうとすれば幾らでも突っ込めるんだよね。


まあ、理不尽な要求でも権力者の意向には逆らえない、とか、金くれるって言う奴の言うことは黙って聞いておけ、っていう社会勉強をさせたいならこれでオッケーですよ。


で、対象の50人以外の1750人からすると「私たちは無条件に褒賞金を貰っていいはずなのに貰えないわけ?」って事になる。
みんな学費はちゃんと払ってるんだろうから当然そういう不満が出てくるはず。
いやまあその1750人が「権力者の意向には逆らえない」を実践してる奴らなら文句は言わないだろうけど。