時計詐欺

自宅を出て歩き始めると、車が止まり運転手の兄ちゃんが元気な声で「すいません!」


む、道が解らんのか?解る場所なら教えてやるぞ。


と思ったら、「すみません!道じゃないんですけどー」


じゃあなんだ!と思いながら聞いてみると、


「これ、会社に持って帰れないんで、あげます!」と、ペアの金時計を見せてくる。


うはははは、何か面白そうなネタが来た!と思いながら、頭をフル回転させる。

持って帰れないっつって、アンタ帰社したら持ち物全部上司に見せるのか?どんな会社だよ。
見ず知らずの人に「あげます」とか言って、いーもんなら後で知ってる人にあげて喜んで貰う方がいいだろ。JK
最悪それも出来ないなら捨てりゃいいだけじゃねえか。

まあこれ受け取ると金を要求してくるんだろうなあ。
もしかすると自宅から出てくるところから見られてるかもしれんから下手に相手するのも良くないかもな。
面倒になったら舛添さんとこのPBに走っていこう。

ていうかそもそも俺腕時計しないよ。


1秒半くらいで回答。


ははは、いいです。


と手を振って立ち去りました。


車は猛スピードで去っていきました。梅ヶ丘通りでアンタ危ないって。




後で聞いたらこれは古典的な詐欺なんだと。


時計を受け取ると「飲み代を寄附してくれないか」という感じでくるそうだ。
そこでまあ数千円〜数万円を渡しちゃうと。
でもその時計、質屋に持って行ってもせいぜい数百円の粗悪品なんだそうな。